父方の祖父母の話
中流家庭で何かに困ったことはなかったし、両親は健康そのもので、大学まで行かせてもらった上で、ずっと実家暮らしの甘えを許してくれた。
父方の祖父母は、僕が学生の時に祖父が亡くなったが、本当に可愛がってくれたと実感しているし、祖母は絵を描くことを趣味として今でも元気に一人で暮らしている。
しかし、自分の人生の岐路に立つ場面からか、
(僕の父)親と同じ会社はどう?
彼女・お嫁さんに会える日が楽しみだなー!
最近だと、結婚結婚結婚は…仕事の進捗は…?
なんとか笑顔を作ることで精一杯だったし。
お父さんは、あなたとお酒を飲む日を楽しみにしているのよー!!
僕は、父親の酒を飲んだ時の振る舞いが嫌いで嫌いで仕方がないのだ、だから不快な気持ちになったことを覚えている。
(親と酒を酌み交わす、気持ちとして以前よりマシになりましたが、まだ出来そうにありません。)
あくまで個人的に、僕は祖父母っこで、親に近い存在そんな感覚を持っている。
それは、幼い頃に母が体調を崩し入院、両家の祖父母宅へ僕は預けられたのだ。
その頃の記憶はあまりないが、布団をバサバサと叩いて家中を走り回って怒られて(笑)
祖父母と一緒に並木道をお散歩したものです。
そんな経験からだろう、今では一人で楽しみを見つけることは得意だし、歩くことが大好きだ。
僕は、親に対して思春期の反抗期は控えめだったと思う。(それは親への恐怖心や、上から抑えられているような感覚から、かな?)
だから、親に対する関わりと同じく祖父母に対しても、主張や反論が出来ずにいつも抑えていたし、何か言われる度に本当は苦しかった。
実家とは違うけどホッとする、そんな風な第2の家・親であり続けてほしい、ずっと思っていたけど言えなかった。
今、一人暮らしをして親とも祖父母とも少し距離を置くことで、本当に少しずつ考えられるようになってきた。